top of page
外観

川べりからの外観です。生垣がつくる水平なラインともマッチして、閑静な佇まいを見せています。

居間

食堂側から居間を望みます。室内は一部吹き抜けの空間構成。上下階の繋がりを意識して、階高は可能な限り抑えました。

食堂

食堂脇の台所 大工さんが作った神棚が正面に。台所ではガス調理器具を使用していますが、特定不燃材を天井面に使用して対応しています。

小屋組み

大らかな小屋組みが印象的です。 外断熱材にウッドファイバーを使用しています。

建て方

厚貫を使った木組み。建て方は大工さんの力を合わせて行われます。

玄関ホール

落ち着いた玄関廻り。2世帯で共用します。

玄関ホール

取り壊した母屋で使われていた、障子の組子を並べてみました。

階段廻り

階段脇の飾り棚が楽しい雰囲気です。

仏間

玄関脇に設けた仏間。ご両親の寝室と隣り合う位置関係。

吹き抜け

吹抜けから2階開口部を望みます。川向こうの景色が美しい。

子供部屋

子供部屋北側の開口部。窓廻りには木製のブラインドを取り付けました。

花台

建物二階南側の花台です。窓の拭き掃除の際に重宝します。

木摺り

工事途中の様子です。間崩れした中間仕切りの土壁は、木摺り下地となっています。

瓦

解体した納屋の屋根に載っていた瓦です。外構工事で敷き瓦として活用しました。

地棟の選木

愛知県の昭典木材で、地棟の桧材を選木しました。大工棟梁の材の見立てに感心。

川べり

夕刻、ご近所の川縁をお散歩しました。大きな景色に寄り添う住まい。

川べりのすまい
​川べりのすまい

川べりの橋のたもとに佇む旧家がありました。

代々農業を生業として暮らしを重ねて来た御家族の住まい。

二世帯での暮らしの場として、屋敷内の母屋を建て替えに、アトリエ樫は設計者として関わることになりました。

 

皆の想いの詰まった母屋を取り壊し、
皆の想いを受け止め新しい住まいを築くこと。

それはとっても大変なことであり、とっても素敵なことでした。

 

大工さん、左官さんを始め、多くの職人さんの知恵と技術を以て、僕達の想像を超える素敵な住まいが生まれました。
 

 

竣工後、出来上がった住まいを見つめ、こうして建物が生まれたのは、ひとえに建て主さんの強い想いがあったからだと改めて気が付きました。代々ここで暮らしを重ねて来た、生活者としての揺るぎない想い。

住まいは、其処に暮らす家族に似ています。

​記録:川べりのすまい(blog記事)

​特徴:土壁、厚貫、小舞壁、木摺り、ウッドファイバー

所在地

浜松市

竣工

2021年8月

​施工:木ごころ工房

bottom of page