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​外縁のあるすまい

建て主さんの菩提寺から程近い 長方形の奥行きのある敷地に、延べ面積21.5坪ほどの平屋の小住宅を築きました。建物の北側に確保した奥行きの深いアプローチが魅力的です。軒先を葺き下ろし、部分的に深い軒下空間を生み出しました。広々とした外縁が特徴的なすまいです。

敷地外周をブロック塀に囲まれ、計画当初は 単調に感じられた敷地でした。建物が出来上がり、外構工事が行われると、当初は負の要素に感じられたブロック塀の高さが、 現時点では また違った印象を生み出しています。新しく住まいを築くという事は、単に新しく住いを築くことではないですね。住まいを築くことで、様々な事物の関係性を変えていくことかも知れません。
 

落ち着いた佇まいの平屋の住まいが生まれました。

設計監理:アトリエ樫

所在地

浜松市

竣工

2021年4月

​施工:名興住宅

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