建て主さんのおじいさんが植林した杉の木を伐採することから、住まいづくりが始まりました。

知り合いの製材所に材料を持ち込み、天然乾燥を行いました。

住まいは山の中腹に建てられました。周囲は深い森。敷地の北側には、山間の茶畑が広がっています。

建て主さんは家具職人。「ひかべ家具製作所」を主宰しています。床材はナラ。広葉樹の堅木なので、椅子などの家具を使うのには都合が良い。

居間の南側には全開可能な木製建具を取り付けました。

浴室は現場造成で仕上げました。青みを帯びた深緑色のモザイクタイルが印象的です。

外壁は杉板の横羽目張り。周辺の緑と馴染む様、塗装色は黒としています。デッキが赤いのは、柿渋を塗っている為。

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アザミ咲くすまい
 

敷地の脇に立つ、お祖父さんの代に植えた杉の木を切り、その木を使って家を建てました。
山に育ち、家具職人として生きる建て主さんにとっては、

ごく自然な家造りなのかも知れません。これからも、暮らしを紡ぎ、永遠につくり続けられていく未完の住まい。


設計者として、家作りに参加。

所在地

浜松市

竣工

2008年12月

​延床面積

105.76㎡

​施工:松山建築