top of page

ソファの背面に浴室を新たに配置

既存の雪見障子

改修前は二間続きの和室、長押の下に見切を通して改修

既存の水廻り部分を改修して設けた土間スペース、敷地北側の畑に続く

​引き継ぐ住まい

ご両親が建てた住まいを引継ぎ、其処に新しい暮らしを重ねることになった住まいです。

住まいとは、常に自らの意思で新たに獲得される訳ではなく、幾つかの偶然が重なって、生活の場を整えることになることもあります。今回の改修工事は、こうした状況を前向きに受け止めていく中で、今、目の前にある住まいを住まい手自身の内面で消化し、そして最後には設計者や施工者と共に、「かたち」に昇華していく仕事でした。
 

・二間続きの和室を板の間に改修。和室の中央部分に浴室や洗面脱衣室を移設することで、ホスピタリティの高い寝室空間を1階部分に確保することができました。

・当初、居間の北側にあった水廻り部分を移設改修。この改修に拠り、居間と敷地の北側に広がる畑部分との間に、視覚的な繋がりが生まれることになりました。

・上記の改修を進めるのと並行して、耐震改修を実施。バランス良く耐力壁を配置する様に務めました。

・耐力壁で強く固めるだけでは限界もあり、制振金物のガルコンを10カ所程度設置しています。

設計監理:アトリエ樫

​設計協力:AS創友 原田勝弘

​特徴:水廻りセンターコア、耐震改修

所在地

​静岡県

竣工

2024年5月

​施工 名興住宅

bottom of page